ドット絵の美術館が誕生!? ひとつのGIF動画で複数の作品を鑑賞できる「X立ドット美術館」とは?
さまざまなアーティストの作品をひとつのGIF動画で鑑賞できる「X立ドット美術館」の第1回の展示がXにアップされた。今回は、その企画者であるピクセルアーティストのケンケン氏に、企画を立ち上げた経緯や理由を聞いてみた。(文=坂本遼佑|Ryosuke Sakamoto)
総勢26名のドッターが描いた“鳥”の魅力
SNSでいつでも気軽にドット絵を鑑賞できるオンライン美術館として、ピクセルアーティストのケンケン氏が開設した「X立ドット美術館」。さまざまなアーティストの作品が並ぶ展示スペースをアニメーションにしたGIF動画だ。
そんなX立ドット美術館の第1回となる展示「どっと鳥展」の動画が、ケンケン氏のXアカウント上でついに公開された。
総勢26名のピクセルアーティストたちの作品が並ぶ展示スペースを、主人公のキャラクターが順々に見てまわるGIF動画は、今までにないドット絵の鑑賞スタイルを打ち出したまさに新感覚の展示方法といえよう。
企画者であるケンケン氏は、今回のイベントの立ち上げた経緯について、以下のように語った。
「ドット絵界隈の一部ではなにかの節目に、他のアーティストとの合作などを企画する慣習があり、私のXのフォロワーが1000人を超えたタイミングで、仲間たちから『そろそろやってみては?』と投げかけられ企画しました。
第1回のテーマを“鳥”にした理由は、私がこれまでドット絵で追求してきた題材のひとつだったから。個性豊かな“鳥”の魅力をより多くの人たちと分かち合いたいと思い、Xで一緒にドット絵を描いてくる方を募集してみたんです」
2024年4月29日に投稿された参加者募集のポストには、多くの反響がありわずか1日で26名のアーティストが決定。それぞれの個性を活かした作品が一堂に集められた。
異なる画風で“色とりどり”に描かれたドット絵は、種類によって色や形が違う鳥たちのように十人十色。同じ32×32のキャンバスで描かれている作品とは思えぬ独創的な作品の数々だ。
現実世界の美術館や展示会とは一線を画す、いつでもどこでもドット絵を鑑賞できるX立ドット美術館。これからさらに規模を拡大しそうなので、第2回の企画展の開催を今から期待したい。
開催概要
どっと鳥展
開催 2025年5月11日(日)〜
会場 X立ドット美術館(Xアカウント:@kenken_pixel)
料金 無料
https://x.com/kenken_pixel/status/1921512163996213370?s=46&t=RGnnL5eP91eVoCKm7-0g7A
- ケンケン