パンチ力抜群!? 7人のピクセルアーティストの作品が一堂に会す企画展「ピクセルパッチパンチ」
7名のピクセルアーティストによるグループ展「ピクセルパッチパンチ」が、東京・江東区の亀戸アートセンターで、2024年7月19日から7月31日までの期間限定で開催される。(文=坂本遼󠄁佑|Ryosuke Sakamoto)
デジタルとアナログを繋ぐ架け橋
「パンチカードシステム」という言葉をご存知だろうか。英語圏では「ユニットレコード装置」とも呼ばれているパンチカードシステムは、電子計算機が登場する以前にデータ処理などに使われる機器の総称。19世紀末から20世紀初頭にかけてさまざまな産業で使用されていた。
そんな“デジタルの先祖”とも言える「パンチカード」にちなみ、名付けられたグループ展「ピクセルパッチパンチ」が、東京・江東区の亀戸アートセンターで開催されている。
2023年に開催されたピクセルアーティスト5名による企画展「ベリカード」に続き、今年はスタイルの異なる7名のピクセルアーティストが参加。m7kenji氏、Zennyan氏、モトクロス斉藤氏、ヘルミッペ氏、BAN8KU氏、ななみ雪氏、sanaenvy氏という豪華メンバーの作品が並ぶ。
さらに、バッジやチェキなどのグッズが入った“ガチャガチャ”や、来場者が持参したシャツや布バッグといった布もの(綿・ポリエステル100%、綿の混紡)に、その場でイラストをプリントしてくれる期間限定のイベントも開催されている。
企画者であるヘルミッペ氏は、今回のグループ展についてこう語る。
「亀戸アートセンターのオーナーは、自身もアーティストとして活動しているよき理解者。そんなオーナーから『ノスタルジーと新しさ』や『制限の中の自由』を感じるピクセルアートをより深く理解したいという想いを受け、一緒に企画したのがこのグループ展のきっかけです。
今回は、ピクセルアートの表現の幅の広さが伝わるように、バラエティに富んだ作家の面々にお声がけしました。同じアートジャンルのなかでも、それぞれ扱うモチーフや技法、活動する領域などが違うので、ひとりひとりの個性を存分に楽しんでみてください!」
7人のピクセルアーティストたちが創り出す“パッチワーク”のような企画展には、パンチカードの誤った穴をふさぐ修正“パッチ”の必要なし! ピクセルアートが生み出す幻想的な空間で、デジタルとアナログを繋ぐ架け橋としてのドット絵の魅力をじっくりと味わいたい。
開催概要
ピクセルパッチパンチ
会期 2024年7月19日(金)〜7月31日(水)
時間 平日16:00〜22:00、土日13:00〜19:00
場所 亀戸アートセンター
住所 東京都江東区亀戸9-17-8 KKビル101
料金 無料(入場料)
https://kac.amebaownd.com/posts/54159898?categoryIds=1764028
- BAN8KU
- m7kenji
- sanaenvy
- Zennyan
- ななみ雪
- ヘルミッペ
- モトクロス斉藤